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がんの話>食道がんについて
今回は食道がんの話です。食道がんのリスクファクター(危険要因)は、過度の飲酒と喫煙の重なり、それに低栄養です。つまり、あまり食べずにアルコールをよく飲み、かつまたタバコもよく吸う人が要注意ということになります。
当然のことながら食道がんは圧倒的に男性に多く、男女比は5対1くらいの差があり、これは他の部位のがんにはみられない特徴です。
こういう危険要因を持っている人を、胃透視等の検査をする時には、より念入りに食道を調べるということになります。しかし、このがんは進行度の非常に早いがんで、早期に見つけたと思っても、すでに周囲にがんが浸潤している場合が多いのです。過度の飲酒、喫煙を避けることのほうが大事でしょう。
食道がんは男性が5倍も多いといいましたが、面白いことに和歌山県や奈良県の一部の地域では男女差が余りないことがわかっています。
何か男女に共通する原因があるかも知れないという事で疫学調査が行われました。その結果、犯人は「茶粥」であることがわかったのです。この地方では熱い茶粥を飲む習慣が昔からあるとのことです。余り熱いものを飲むのもよくないようです。
それにしてもこの狭い日本の中でも、ちょっとした習慣の違いで発生率が変わってくるのには驚かされます。
