神戸市垂水区 内科・小児科・消化器科 洪南クリニック

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がんの話>大腸がんについて(その1)

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大腸がんによる死亡が最近非常に増加してきています。大腸は結腸と直腸にわけられ、大腸がんは肛門に近い直腸とそれに続くS状結腸に最も多く発生します。大腸がんにかかる人は50才~60才代がピークです。

大腸がんが増えている原因として食生活が欧米化したことにあると考えられています。これは世界各国にみられる現象ですが、食生活の変化により胃がんが減少すれば、逆に大腸がんが増加するということです。食生活の改善でがんを防ぐむずかしさがここにあります。高脂肪食をとると、脂肪を吸収するために胆汁酸が沢山分泌され、これと腸内細菌が作用しあって発がん物質を生じ、この結果、大腸がんが発生すると考えられています。なるべく高脂肪食をさけ、あるいは沢山の野菜と一緒に食べるということが大切です。

また便秘がちの人や排便量の少ない人も大腸がんになりやすいと考えられています。世の中にはいろいろなことを研究する人がいますが、世界の各人種別のフン便量と大腸がんの関連を調べた人がいます。これによると、フン便量の多い人種は明らかに大腸がんが少なかった、という結果が得られています。食物繊維を多く含む食物を沢山食べることも必要です。しかしある特定の健康食品からでなく、色々な種類の野菜、根菜類、海草類から多くの種類の食物繊維を摂取するよう心掛けるべきでしょう。


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