神戸市垂水区 内科・小児科・消化器科 洪南クリニック

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肺がん検診>肺がん検診の有効性の評価(4)

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(2)日本の結果

日本における肺がん検診の評価については、当初は疫学者らによりRCTを実施すべきという意見もあったようであるが、結局は観察的手法による評価方法になった。それは胃がん検診の方法をほぼ踏襲したものである。幸い、胃がん検診の場合はさまざまな観察的手法によりその効果が国際的にも認められたが、UICC(国際対がん連合)のワークショップ(1985年)でも「胃がん検診による胃がん死亡減少効果は認められるが、その寄与度は罹患率の減少に比べ小さい」とし、「日本以外の国で胃がん検診を公衆衛生上の施策として勧められない」と、慎重な態度をとっている。

肺がん検診の評価として行なわれた症例対照研究では肺がん死亡例273例を症例とし、それに性、年齢、喫煙歴をマッチした対照1269例の間で検診受診歴を比較している。


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