神戸市垂水区 内科・小児科・消化器科 洪南クリニック

夕陽妄語 エッセイ集

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国民の医療に関する世論調査調査関する
2009/05/02(土)
日本の医療に関する2009年世論調査が日本政策医療機構から発表されました。
これによると、有効回答数1016人のうち、医療制度についての全般的な満足度は55%と過半数を超えており、決して満足度が高いとはいえません。項目別に見ると、特に不満度が高かったのは、「制度決定プロセスの公正さ」、「制度決定への市民参加の度合い」、「医療費の平等性」、「個人の支払う医療費」、などで、いずれも50%を超えています。
また医療費に対する不安感(ある程度不安、非常に不安、を合わせて)を持つ人は86%に上り、2年前に比べ14ポイントも上昇しています。年代別では、若い世代のほうが医療費に対して「非常に不安」を感じる割合が多く、20歳代、30歳代は50%、40歳代は45%、50歳代42%、60歳代35%、等となっています。現在の日本の医療制度の崩壊を多くの国民が感じているとともに、不鮮明な医療制度決定に不満を持っていると言えます。
また国民が医療における最優先課題と考える項目は「救急医療」「産科・小児科医療」が飛び抜けて高く、次に「高齢者医療」と続いています。ちなみに「高度先進医療」を最優先課題と考える人数は第7位となっています。
医療関係者や組織に関する信頼感を問うた設問では、一番信頼できるのは薬剤師と答えた人は90%、以下、看護師89%、医師89%で、医師に対する信頼度はまだまだ高いことに、少し安堵しています。
逆に信頼度が低い順でみると、政党・国会議員(信頼できる16%、信頼できない84%)、厚労省(信頼できる21%、信頼できない78%)、マスメディア(信頼できる40%、信頼できない59%)、日医(信頼できる44%、信頼できない54%)、などとなっています。
国民は鋭く現状を見ているのではないでしょうか?

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